図2 Fotograaf: © Ronald Tilleman, Credits: Mauritshuis, Den Haag |
2年間の改修工事を経て、6月27日、マウリッツハイス美術館が開館した。この改修工事は、美術館と道を挟んで隣接する旧プライベートクラブの建物の一部が貸し出されたことにより実現した。(図1)これら二つの建物は新しく作った地下ロビーでつながっている。旧来の美術館には以前のようにレンブラントやフェルメールをはじめとするオランダ黄金時代の作品が常設展示され、新翼棟には企画展示室や子供用のレクチャールームや図書館などが新設され、教育施設の拡充がはかられた。
図1 マウリッツハイス美術館本館と新翼棟 |
この長い閉館中に修復されたのは建物だけではない。空調設備や照明なども一新された。また、壁画装飾の一部として組み込まれている天井画なども取り外され、保存・修復処置がなされた。黄金の間を飾るイタリア人画家ペリグリーニの作品は、以前使用されていた石炭ストーブから出た煤によって灰色がかった色に変色してしまっていた。今回の修復によって濁ったグレーの膜が除去され、本来の柔らかな色彩を放つようになった。(図2)
図3 Johannes Vermeer, Girl with a Pearl Earring, c. 1665, Mauritshuis, The Hague. |
6月27日の美術館のオープニングの様子がYoutubeで公開されている。フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》が美術館の改装中に世界中を旅してきたことがユーモラスに表現され、そのあとで美術館の内部の様子が少し紹介されている。
マウリッツハイス美術館 Mauritshuis Museum
Plein 29
2511CS, Den Haag
The Netherlands
http://www.mauritshuis.nl/en/
来訪案内(日本語)
http://www.mauritshuis.nl/en/bezoekinformatie-japans/
木:10:00-20:00
月:(2014年11月1日まで)10:00-18:00
2511CS, Den Haag
The Netherlands
http://www.mauritshuis.nl/en/
来訪案内(日本語)
http://www.mauritshuis.nl/en/bezoekinformatie-japans/
開館時間:
火ー日:10:00-18:00木:10:00-20:00
月:(2014年11月1日まで)10:00-18:00